自己都合退職
個人の自由で決めた退職のことを自己都合退職といいます。
個人の事情により、労働契約の解除を申し出ます。
退職届を用意するのが通常の方法ですが口頭でも成立します。
従って、上司と口論の上口走ってしまった啖呵も自己都合退職とみなされる
ことがありますので注意が必要です。民法上では解除を申し出た日の14日後に
解除されることになっています。
これは、急に辞められたことにより業務に支障が出る恐れもあるため、
余裕をもって設定してあります。しかし、事業者側が合意すれば
即日の退職も可能です。
ステップアップや起業など、自分の人生のためによりよい方法として、
転職をされるのですから明るく前向きに十分な計画を立てましょう。
しかし、計画というのは、新たな世界への希望ばかりではいけません。
自分が歩んできた会社人生を、いかに綺麗に潔く清算できるかどうかと
いうことも、成功をつかむポイントです。
あなたが前向きで、夢がいっぱい詰まった転職であったとしても、
いままでのキャリアを断絶してしまって人間関係のしこりを残してしまっては
傷が残ってしまうでしょう。
自己都合の退職のメリットは、ある程度自分のペースで
日程の調整などが行えるということです。
◆有利な時期に転職しましょう
会社の規定などをしっかり考慮したうえで、給料の点、保険の点など損の少ない
時期を見極めましょう。また、賞与は先行投資ではなく、働いた実績に対して
出されるものですので受け取る権利があります。
また自己都合であっても退職金が出るところがほとんどです。
「退職金算定の基礎額×勤続年数別支給率×退職事由別の乗率数」により
算出されることが多いようです。
退職理由が、会社都合に比べて格段に低く設定されていますが、
勤続年数との関わりもありますし、もしも少し長く留まることで係数が
変わるのならば、退職日を少し伸ばすように考えてみてもいいのかもしれません
しかし、その金額が、自分の今後の人生と比べてどうなのかを
冷静に判断するべきです。計算ばかりで無駄に日数を過ごすより、
早く新しい道に進んだほうがよいときもあるでしょう。
◆事務引継ぎに、落ち度のないようにしましょう
自分の都合があるとはいえ、今まで行ってきた業務を投げ捨てるようでは
人間性が問われます。自分が関わった仕事はきちんと後継者に引き継ぎ、
また関わりのあった人に挨拶を忘れないようにしましょう。
職を選ぶのは個人の自由ですので、理解していただけるような誠意のある
態度が必要でしょう。「立つ鳥後を濁さず」と・・・
どの転職マニュアルをみてもまず記されています。どんな転職理由であれ、
自分のお世話になった会社です。自分に有利になるように報告するのは
たいへん難しく、また緊張することでしょうが、ここは前向きに明るい
転職なのだということをアピールし、しっかりと自分の意思を伝えるように
しましょう。
◆退職届の用意
通常、どんな理由であれ、自己都合で会社を去るときには、
「一身上の都合により」といった抽象的な言い回しをします。
具体的にトラブルの原因を明かしたり、内部事情を告発するのは、
退職とはまた別の場でするべきです。
退職する日に関しては「何月何日をもって」と具体的に
明記しなければなりません。会社や職務内容によっては、ある程度余裕を
見ないとやめられないこともありますので、出来れば退職届を容易する前に、
総務や上司に相談するほうがスムーズにいくかもしれません。
単独行動が過ぎると、退職が知れてから実際に職場を去るまでに、
なんともいえない居心地の悪さを感じるかもしれません。
しかし、自分の先の人生を考えると、些細な時間だと割り切り、
キチンと残務整理に勤めましょう。
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